2007年9月13日
            『第三号』

監督:近藤 重勝

 昨年度、箱根駅伝予選会出場校は44校です。
本選シード校9枚を合わせて毎年、優秀な高校生を学生募集(スカウト活動)を行いあうわけですから各大学熱烈を極めます。まして全くのゼロからのスタートで知名度もないとなるとなかなか学生は集まってくれません。まずは高校生の大会や高校へ日常業務に支障のない程度で出来る限り足を運び挨拶廻りを行いました。そして高校生には部の方針・当面の目標は箱根駅伝出場になる。
しかし、個人においては個々のレベル、状況に応じて高いものを求めてもらうし指導する。
最初から組織、体制、環境などが出来ている場所で頑張るというより、そういった事を創りながら結果を出すことに喜びや、やりがいを感じていけるのであれば一緒に頑張らないかと言いました。

その結果は18年度新入生は14名入部し、なんとか箱根駅伝予選会出場の頭数が揃いました。

又、神奈川県の学生の勧誘においては、工藤さん抜きでは語れません。それはやはり工藤さんが神奈川大学時代から続く高校の先生方との信頼関係によるものだと思います。

同年には、住居も伊勢原陸協の役員の方の協力を得て提供して頂き寮が出来、食事も近所の食堂で食べる様にして最低限競技に集中出来る環境が整いました。

これらを通じ思う事は人間一人の力で出来る事は限界があり、様々な人の協力に助けられて初めて事を成し遂げる事が出来ると実感しました。