2008年5月29日
            『第十二号』

監督:近藤 重勝

 長距離走者の練習において週に二、三日は負荷の高いトレーニングを行うことが一般的です。

練習はJOGなどと違いきつく、厳しい練習であり、集団で練習していても離れてしまう学生もでてきます。

その理由には、当日の体調が悪い、疲労が蓄積していた、力不足など様々な理由がありますが、私が特に重視するのは、集団からの離れ方にあります。

力不足などで離れてしまうのであれば一秒、二秒と徐々に離れるものですが、短い距離感に十秒、二十秒と離れてしまう学生には激を飛ばすことになります。これは明らかに気持ちで負けてしまっているからです。

そういった学生はやはり練習で、声も出ていなかったりと元気がありません。

練習も試合も含め毎日が自分との戦いであり、箱根駅伝を目指す大学全てとの戦いです。

優れた身体能力を持つ有力校の学生と戦うには今以上の努力はもちろん、精神面の成長も求められます。

まずは、元気を出して一歩一歩、前進してほしいです。